知覧茶 鹿児島産 ゆたかみどり種 深蒸し茶
販売価格: 1,080円(税込)
商品詳細
鹿児島は知る人ぞ知る日本茶王国。
生産量も静岡についで第2位、
特に高級茶葉には近年非常に高い評価がなされています。
そんな鹿児島の中でも知覧は高級産地として特に有名です。
国内で生産される日本茶の多くは
やぶきた種と呼ばれる品種ですが、
鹿児島ではやぶきた以外にも
このゆたかみどり種やさえみどり種など
比較的新しい品種を積極的に栽培しています。
ゆたかみどり種の特徴は
その名の通り、美しくゆたかな緑色の色合い。
やぶきた種にくらべとても鮮やかです。
すっきりとキレがあり、きれいな甘味をともないます。
深蒸しならではのコクと
すっきりとした甘味、
きれいな色合い、
今後の日本茶の主軸を担うであろうお茶だと思います。
京都の宇治や静岡の川根など
昔からの伝統的なお茶の産地は
急峻な山沿いにあります。
しかし、この知覧は広大な平坦な茶園が特徴で、
他の産地とは少しその雰囲気が違います。
良質な茶葉は霧などの多発生地など
昼夜の寒暖差が大きな場所が多いのですが、
この南九州ではそうはいきません。
通常では良質な茶葉は育ちづらい地域になるはずなんです。
そのような環境を最先端の良質な茶産地に変えたのが、
新しい品種と、独特の栽培方法です。
トップ画像の中央奥の方に、
黒い覆いがかかっている部分があると思います。
これは一定期間茶樹に覆いをかけて育てる
「被覆栽培」と呼ばれる手法です。
もともとは玉露や抹茶用の碾茶を栽培するときに
行われてきた栽培手法を応用したもので、
茶葉の持つ生命力を最大限に引き出すため、
わざと日光をさえぎり、栽培を行う手法です。
(玉露が甘くなるのも、抹茶が濃い緑になるのも、
命の危険を感じて精一杯がんばった証拠なんです)
日照時間が長く、日差しも強い南九州において
この手法を応用することで、
茶葉にあたる日光の割合を調整し、
上質な茶葉の生産を行うことができるようになっています。
平坦で広大な茶園で上質な茶葉の栽培に成功した南九州は
今後日本茶の中心となる可能性を秘めています。
100g入 1080円
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